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会議中に睡魔が襲う!6つの原因と眠い会議を乗り切る7つの対策

大切な会議の真っ最中、眠気に襲われてしまう経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか?

ついあくびをしてしまったり、コックリコックリしてしまったり。眠ってしまっているところを隣の人に起こされたことがあるという人もいるでしょう。

上司に「やる気がないなら出ていきなさい」なんて注意を受けたという人もいるかもしれません。

やる気はあるのに、自分では集中しているつもりなのに、どうして大切な会議の時に限って眠くなってしまうのでしょうか?

どうやら、一般的に考えられる「寝不足」だけが原因とは限らないようなのです。

そこで今回は、会議中に眠くなってしまう原因と、その対処方法についてご紹介します!

会議中に眠気に襲われる6つの原因

会議中に眠くなってしまうのは何故なのか。まずはその原因として考えられるものを見ていきましょう。

1.体のメカニズム

会議中に眠気に襲われる原因は様々ですが、主に考えられる原因として、体のメカニズムが関係していることがわかっています。

会議中は長時間座っている状態で、体を動かすことができません。このような状態になると、脳内では副交感神経と呼ばれる自律神経が働き始め、体がリラックス状態になり、眠気を誘ってしまうのです。

このような状態の時に会議の内容が薄く単調であったりすると、集中力が衰え、眠気に襲われてしまいます。

2.睡眠不足である

睡眠時間は人により「このくらい眠れれば十分」という感覚は違うものです。

現代人は平均睡眠時間が6時間以下だという人が多いようですが、これは一般的には「寝不足」といえる睡眠量だといえるでしょう。

だからといって、睡眠時間が長すぎるのも寝不足になってしまいます。それはいったいどうゆうことなのでしょうか?

睡眠は、レム睡眠とノンレム睡眠という二つの睡眠のバランスで成り立っており、そのバランスが崩れてしまうと、脳と体が上手く休めていない状態になってしまうため、寝不足になってしまうといいます。

睡眠は量より質ということなのです。

3.過眠症である

過眠症とは、十分な睡眠をとっているはずなのに、自分ではどうにもできないような激しい睡魔に襲われてしまう病気です。

上記のような状態が1ヵ月も続くようであれば、過眠症を疑ってよいでしょう。

過眠症には種類があり、「ナルコレプシー」「突発性過眠症」「反復性過眠症」の3タイプがあるといわれています。

ナルコレプシー
10代で発症することが多い病気で、1000~2000人に1人の割合で発症する。
突発性過眠症
10~20代で発症する確率が高く、発症する確率はナルコレプシーよりも少なめ。
反復性過眠症
10代(特に男性)に発症する確率が高いが、発症率は極めて低い。

上記から見てもわかるように、過眠症は若い人が発症しやすい病気ではありますが、一度発症すると完治が難しい病気だといわれています。

4.二酸化炭素濃度が濃くなる

会議というと、会議室に複数の人が集まり、ドアや窓も閉められた箱詰め状態で行われることが一般的です。

このような状態が長時間続くと、人の口から吐き出された二酸化炭素が部屋に充満し、集中力や思考力が低下してしまうことがわかっているのです。

特に現代の日本の建物は、高気密・高断熱を意識した造りになっているため、二酸化炭素濃度が濃くなりやすいといいます。

5.睡眠時無呼吸症候群である

睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間のある一定時間、呼吸が止まってしまう病気です。

睡眠時無呼吸症候群であるかどうかのは、具体的に「7時間の睡眠の中で30回以上の無呼吸が発生する」もしくは、「1時間に5回以上の無呼吸が発生する」状態で判断されます。

呼吸が止まった状態になると、意識は眠っている状態であったとしても、体は起きてしまうため深い眠りにつくことができず、無意識のうちに睡眠不足になってしまうのです。

睡眠時無呼吸症候群になりやすい人の特徴として、

  • 睡眠前に飲酒をする習慣がある人
  • 喫煙する人
  • 太り気味で糖尿病や高血圧の恐れがある人
  • 首が短く顎の小さい小顔な人

などがあり、既に発症している場合もあるので、注意が必要です。

6.血糖値の上昇

食後「お腹いっぱいで眠くなってきた…」誰もがそんな経験をしたことがあると思いますが、食後の眠気には、血糖値が大きく関与しているといわれています。

食事を摂ると、体内では糖分が分解されて小腸で吸収されます。

吸収された糖分は、血液を流れ全身に行き渡り、すい臓は血液中の糖分が増えたことを感知してインスリンというホルモンを分泌します。

インスリンは体を食事前の状態に戻そうとする働きをし、血液中の糖のバランスを整えようとする作用が起きるですが、このときに眠気が来ることがわかっているのです。

血糖値を上げやすい食事や食べすぎが原因で、午後の会議で睡魔に襲われてしまう危険性は大いにありますので、食事内容や食べすぎには気を付けましょう。

会議中に眠くならないための対策方法

大事な会議で睡魔に襲われないようにするためには、事前に対策を練っておくこともとても大切なことです。

絶対に眠くならないとは言い切れませんが、予防できる可能性は高くなります。会議中に恥をかかないためにも、以下の対処法を是非試してみてください。

1.眠気に効くツボを押す

眠気に効くツボがあるのをご存知でしょうか?ツボ押しであれば会議中でもバレずにできるのでおすすめです。

眠気に効くツボは3種類あり、

  • 百会(ひゃくえ)
  • 風池(ふうち)
  • 中衝(ちゅうしょう)

といいます。百会(ひゃくえ)は、頭頂部にあり、両手の人差し指で押すと効果的です。

風池(ふうち)は、うなじの外側の髪の生え際の辺りにあり、百会と同様に、両手の人差し指で押しましょう。

中衝(ちゅうしょう)は、手の中指の爪が生えている根元の人差し指側の部分にあり、反対の手の親指と人差し指で、挟むように押します。

2.食事内容とタイミングを見直す

午後イチから会議があるような場合には、ランチのメニューや食べる量にも気を遣いましょう。

うどんや白米、菓子パンやスイーツなど、血糖値が上がりやすい食べ物は眠気の原因になってしまいます。

白米よりも玄米や雑穀米、うどんよりも蕎麦、野菜中心のメニューにするなどして、できる限り血糖値の上昇を抑えましょう。

また、満腹まで食べずに、腹8分目までに抑えることも気を付けたいポイントです。

3.短時間の睡眠をとる

日頃からどうしても睡眠不足になってしまっているという人もいるでしょう。そんな人は、日中にほんの少しの仮眠をとることをおすすめします。

仕事の合間や休憩時に、5~10分程度の仮眠を取ることで、頭がすっきりし、脳の働きが良くなるといわれています。

4.眠気防止アイテムをつかう

眠気防止アイテムを活用するという方法もあります。

  • ミントタブレットを食べる
  • 眠気に効く栄養ドリンクを飲む
  • メンソール入りのリップクリームを鼻の下に塗る

など、会議の直前に眠気防止アイテムを活用した対策をしておくこともおすすめです。

5.洗顔や軽いストレッチを行う

長時間に及ぶ会議で、途中休憩を挟むよう場合には、眠気を覚ますために少し冷たい水で洗顔をして眠気を吹き飛ばしましょう。

また、じっと座っていると体のあちこちが凝り固まり、血流が悪くなってしまいます。上半身をぐっと伸ばしてみたり、軽いストレッチを行うことで体がシャキッとするでしょう。

休憩に入るタイミングがないという場合には、深呼吸をするのがおすすめです。数秒かけて息を深く吸い込み、数秒間息を止め、ゆっくりと息を吐きだします。

脳に酸素が行きわたることで、眠気が和らぐでしょう。

6.コーヒーや紅茶を飲む

コーヒーや紅茶には覚醒作用のあるカフェインが多く含まれているため、眠い会議を乗り切るためには効果的です。

ただし、カフェインは飲んでから30~40分後から効果が現れるので、会議の30~40分前前に飲んでおくと良いでしょう。そして効果は4~5時間は継続するといわれています。

また、コーヒーと紅茶なら、紅茶の方がカフェインが豊富に含まれています。玉露のお茶などもカフェインが豊富に含まれているのでおすすめです。

7.積極的に発言する

会議中にひたすら話を聞くだけの立場になっていると、集中力が切れやすくなり、眠気に襲われてしまいます。

眠気に襲われそうになった時には、いつも以上に会議中の発言を増やしてみましょう。そうすることで、脳が活発に働き始め眠気を吹き飛ばすことができます。

ただし、当然のことですが、会議に関係のない発言を慎むことはもちろん、発言内容には十分留意しましょう。

様々な工夫でシャキッと会議を乗り切ろう

会議中に眠くなってしまう原因と、その対策方法についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか?

ご紹介した対策方法はあくまでも一時的なものですので、やはり普段から質の良い睡眠を心がける必要があるでしょう。

睡眠前の過ごし方ひとつ変えるだけでも、良い睡眠が取れるかは大きく左右されるといいます。

夜眠る30分程前には、テレビや携帯電話などを見るのはやめ、軽くストレッチをしたり、ハーブティーを飲んでリラックスして過ごす時間にすると質の良い睡眠を取りやすくなります。

ダラダラとゲームなどをやって眠りに入る時間が遅くなっているのであれば、そういった習慣も見直さなくてはいけません。

しかし、きちんと睡眠を取っているのにも関わらず、長期に渡って眠気が続いているような場合には、何らかの病気である可能性もあるので、一度医療機関に足を運び相談してみることをおすすめします。

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