不動産・物件を探す

賃貸オフィスを選ぶとき、何を重視して選べば良いのか迷っていませんか？

賃料が安ければ良いというものでもありませんし、外観だけが良くても使い勝手が悪いと働く人が快適に仕事ができません。

しかし一度入居してしまうと一般の住宅のように簡単に出ることはできませんので、慎重に選びたいところです。

どのようなポイントを見て選べば良いのか、失敗しないための賃貸オフィス選びについて基本的なポイントを解説します。

オフィスを賃貸するときにはどこを見る？不動産選びのポイント

オフィスを賃貸するときには、ついつい賃料に目がいきがちですが、見るポイントはそこだけではありません。

どのようなビルに入っているオフィスなのか、ビルそのもののチェックも必要ですし、周辺環境も大事です。

ビジネス的な利点を考えつつも、働く人たちの満足度が高まるような物件を探したいものですね。

不動産会社は複数を比較して選ぼう

まず、どの不動産会社に依頼するのか、そこからがスタートです。不動産会社は一般住宅系とオフィス系がありますので、どこでもいいわけではありません。

そしてオフィス系の不動産会社の中でも、地域密着型なのか、大手の不動産会社なら幅広いネットワークで取扱物件数がとにかく多いなど、それぞれに特徴があります。

不動産会社によって仲介手数料も違ってきますし、サービスも違ってきますよね。

不動産会社選びが賃貸オフィス選びの入り口でもあるので、複数の会社のそれぞれの強みを比較して依頼先を決めるようにしてください。

物件探しを始める

めぼしい不動産会社をいくつか決めて、いよいよ物件探しに入っていきましょう。

物件はなるべくじかに見て比較をするようにします。

ところで、街を歩いていると「テナント募集」という広告を目にすることがあると思いますが、このような物件も実はオフィスとして利用が可能な場合があります。

テナントとはどのような物件か、詳しくはこちらの記事「オフィス物件探しに知っておきたい！「テナント」とは？オフィス利用は可能？」で解説していますので参考にしてください。

立地によってはオフィスを構えるのに最適だと思えるところもあるでしょう。どのような条件で貸し出しているか、聞いてみることをおすすめします。

不動産選びのポイント

賃貸オフィスを探す時には、考えなくてはいけないポイントがたくさんあります。

• 賃料、管理費、共益費などの費用
• 立地、周辺環境
• ビルやエントランスのデザイン
• ビルの管理体制

など、自分のオフィス以外のところの条件がむしろ重要になってくるかもしれません。

不動産選びは慎重に進めなければいけませんが、かといってそれほど時間もないですね。

選び方のポイントについてはこちらの記事「オフィスを賃貸するときの選び方。不動産選びはここをチェック！」を参考にしてみてください。

選ぶポイントをチェックしていると、どれを優先したらいいか迷ってしまうこともあると思います。

そんな時には、オフィス物件を選ぶ優先順位。いい物件を見つけるための条件は？」「を参考に、自分たちが「ここだけは譲れない！」と思う条件を絞り、その中で優先順位をつけるようにしてみてください。

希望する全ての条件を兼ね備えた物件はなかなかないので、あれもこれもと考えていると、目的がぼやけてきてしまいます。

そうならないように、最も重要視するところを絞るだけでも理想に近い物件を見つけることができるでしょう。

少しでもお得な物件を見つけるには。理想の物件を探す

こんな物件が理想！という条件が決まったら、さらにその中でもできるだけコストを抑えることができる物件を探してみましょう。

同じような広さや立地でも、条件によっては賃料がお得になる可能性があります。

居抜き物件を利用する

居抜き物件とは、前に入っていた人の使っていた壁や床、電気設備等が残っている物件です。

場合によっては内装工事の必要がなくなるため、大幅に初期費用を抑えられる可能性があります。

もし内覧をした時に、こんな内装だったらいいなと思うものとぴったりのものが見つかれば非常に幸運でしょう。

低層階なら賃料が抑えられる場合も

マンションと同じで、オフィスビルも高層階の方が家賃は高めです。ということは、低層階ならば賃料が低い可能性もあるのです。

高層階、低層階、それぞれにメリットがありますので、こちらの記事「オフィスビルは高層階と低層階、それぞれのメリットとデメリット」で比較してみてください。

その上で、もし1階でもいいと思うなら低層階の物件を中心に探してみるといいでしょう。

賃貸オフィスを契約するときに注意したいポイント

いくつも内覧をして、ここにしようと思う物件が決まったら、いよいよ賃貸契約ということになります。

弁護士はその道のプロですから、素人が知らないこと、わからないことでも「当然」と思っていることがあります。

当然だと思っていることをわざわざ説明してくれない可能性もあるので、後でトラブルが起きた時に「ここに書いてあるのに」ということになりかねません。

だからこそ、隅々まで読んで何が書いてあるのかを理解する必要があるのです。

• 物件の所在地など賃貸しようと思っている物件と契約書の物件が同一か
• 事業所用など使用目的に間違いはないか
• 賃料、更新料などについて明確に書いてあるか
• 敷金、保証金について明確に書いてあるか
• 中途解約や解約予告期間について

物件によっては使用目的が限定されている場合があります。

また、賃料と同じくらい重要なのが更新料ですね。いくらになるのかが契約書に明記されていないと、後になって思わぬ出費になってしまうこともあります。

「賃貸オフィスの更新料、契約期間と注意したいポイントとは？」で契約書を見るポイントや更新時期の注意について詳しくまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

賃貸オフィスは理想のオフィスの条件を決めることが先決

賃貸オフィスはとにかく数が多いですから、あれこれ条件をつけ始めるとキリがなくなってしまいます。

いい物件と一口に言っても求めるものがそれぞれ違いますから、自社が求める理想のオフィスはどのような物件なのか、その条件をピックアップして絞っていくことが大切です。

こんなオフィスがいいなというのが決まったら、少しでも近いものを探すために色々と比較してみてください。

また、目先の賃料だけを見ないで、社員にとってメリットがあるのか、自社の売り上げに貢献できる物件なのか、総合的に判断することが必要です。