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オフィス来客時のお茶の出し方。基本からアクシデントの対処法まで

社会人になったら基本的なオフィスマナーとして覚えておきたいのが、来客時のお茶の出し方です。

「そのくらいできる」と思っている人でも、正しい順番やタイミングなど、お茶出しのマナーを知らない人は意外に多いものです。

業務には関係のないことのように思えますが、社会人になれば業務外にも学ばなければならないビジネスマナーは数多く存在します。その一つでもあるお茶出しは、簡単そうに見えてとても奥が深いのです。

お茶出しのマナーがきちんとできているだけで、あなたの印象はとても良くなりますし、お客様や周囲の人達にも喜んでいただけることでしょう。

この記事では、そんなオフィスでのお茶の出し方について、詳しくご紹介します。

【お茶出しの基本】美味しいお茶の淹れ方をマスターしよう!

オフィスに足を運んで下さったお客様を最大限おもてなしできるように、美味しいお茶を淹れる手順はしっかりとマスターしておきましょう。

お茶は来客者をほっとさせたり、水分補給や気分転換、脳の活性化など、幅広い役割を果たしてくれます。

お茶の淹れ方でそんなに味が変わるのかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、いい加減なお茶の淹れ方をすれば、相手はそれを見抜いてしまうでしょう。

では、大事なポイントに注意しながら美味しいお茶の淹れ方を見ていきましょう。

1.湯呑みを温めておく

淹れたお茶がすぐに冷めてしまわないように、湯呑みにお湯を淹れて温めておきます。

ちょっとした一手間を加えるだけで、淹れたての温かいお茶を最後まで美味しく味わうことができるようになるので、必ず行いましょう。

オフィスでの接客時に限らず、相手のことを考え、こういった一手間は当たり前にできることが本当のおもてなしの心だといえます。

2.急須にお茶の葉とお湯を淹れて蒸す

急須にお茶の葉を入れ、お湯を注いだら一分間蒸します。

蒸している間に、湯呑みが温まったことを確認し、お湯を流しておきましょう。

3.お茶を淹れる

お茶を淹れる時の大事なポイントは、人数分の湯呑みを並べ少しずつ順番に注いでいくことです。

一つ一つの湯呑みにいっぱいに注いでいってしまうと、最初に淹れた湯呑みのお茶が濃くなり、最後に淹れたお茶が薄くなってしまいます。

そして、注ぐお茶の量は湯呑みの七分目までに留めてください。淹れすぎると運ぶ時にこぼれてしまいます。お茶の濃さを均等にするためにも、必ず少しずつ注ぐようにしましょう。

4.お茶の丁度よい温度

注ぐお湯の温度にも注意すると、よりお茶を美味しくいただくことができます。

通常の番茶であれば熱湯を注ぎますが、来客用の煎茶を注ぐのであれば70~90度くらいのお湯を注ぎましょう。良い茶葉ほど100度よりも低めの温度で淹れた方がより美味しいお茶がいただけます。

そして、茶葉の量は多めに、ゆっくりと抽出することも美味しいお茶を淹れるポイントです。

5.お盆に乗せて運ぶ

お茶をお客様に運ぶ際には、お盆の上にお茶を淹れた湯呑みを並べ、茶托は運んで行った先で使用するので、重ねてお盆に乗せます。

そして、清潔な布巾を一緒にお盆に乗せ、お客様の元へ運びましょう。

先に湯呑を茶托に乗せて運んでしまうと、こぼれやすくなってしまうので、必ずお客様にお出しする直前に乗せてください。

入室からお茶を出すまでの順序

オフィス来客時でのお茶出しは、入室→お茶出し→退室が終えるまでがおもてなしですので、その時の振舞い方もとても重要です。

入室してからお茶を出すまでの順序をしっかりと覚えておきましょう。

1.ノックをして声を掛ける

お茶を乗せたお盆を片手に持ち、空いている方の手でドアをノックします。

ノックする時には、中にいる人の耳に届くように、しっかりとノックするようにしましょう。

2.入室の仕方

お茶を乗せているお盆を左手に持ち、右手で丁寧にドアを開きます。

ドアを開けたら、お盆を両手で持ち、「失礼します」と言ってお辞儀をしましょう。そして、再度お盆を左手で持ち、右手でそっとドアを閉めてください。

この時、バランスを崩してお茶をこぼしてしまわないように、気持ちを落ち着けて細心の注意を払いましょう。

3.お盆を置いてお茶をセットする

議室にサイドテーブルがある場合には、その上にお盆を置き、サイドテーブルがない場合には、下座側のテーブルの端にお盆を置かせてもらいます。

下座側のテーブルの上にお盆を置かせてもらう場合には、下座側の人に、「失礼致します」と一言小声で言ってから置くようにしましょう。

そして、湯呑みの底の部分を綺麗な布巾で拭きながら、茶托にセットしていきます。

4.お茶を渡す時は相手の右後方から

お茶をお出しする際には、相手の右後方側から、両手で茶托を持ってお出ししましょう。

お渡しする時には、「どうぞ」「失礼します」といった言葉を添えると好印象になります。ただし、会議中で話し込んでいる場合には、目線だけで挨拶をし、そっとお茶をお出しするようにしましょう。

そして、席の後ろが狭くて回れないという場合には、「前から失礼いたします」と一声かけ、注意してお渡しするようにしましょう。

5.お茶を置くスペースが狭い時

机の上が書類などでいっぱいで、お茶を置くスペースがない場合には、相手の方に「失礼致します」と一声かけ、相手の方にスペースを空けてもらうようにしましょう。

目だけで片付けてもらえるよう合図したり、勝手に書類をどかしたりする行為は厳禁です。

相手のことを考え、慎んだ行動を心がけましょう。

また、下座のテーブルが書類などでいっぱいでお盆が置けないような場合にも同様です。「お茶をお持ちしたのですが、お出しする準備をするスペースをいただけますでしょうか?」などとお伝えし、場所を頂けるようにしましょう。

そして、お茶を出し終えて退室するまでは、焦ったりせずに常に余裕をもって一連の流れを行い、笑顔を絶やさないように心がけるととても印象が良くなります。

6.退出の手順

お茶を全員に出し終えたら、お盆は左脇に挟み、ドアの前に立ちます。

室内にいる人たちの方を向いて会釈をし、お盆を持っていない方の手でドアを開け、外に出たらドアを閉める前にもう一度会釈をします。

そして静かにドアを閉め、音を立てないように速やかに歩き出しましょう。

こんな時どうする?お茶出しでのアクシデントの対処法

お茶出しがマニュアル通りに淡々と上手くいけば良いのですが、予期せぬアクシデントが起きてしまうこともあります。

大したことのないアクシデントでも、緊張してお茶出しをする状況の中で思いもよらない出来事が発生すれば、どう対処して良いのかわからなくなってしまうかもしれません。

そのようなことを防ぐためにも、起こりうるアクシデントを予想して、事前に対処法を身に着けておきましょう。

1.お持ちしたお茶の数が足りない

事前に来客人数を確認していても、実際にお茶を応接室にお持ちしたら、お茶の数が足りない…なんてこともあります。

どうしたら良いかわからずに立ち往生してしまう前に、しっかり解決策を覚えておきましょう。

そんな時にはまずは落ち着き、上席の方から順番にお茶をお出しします。自社の出席者の分を来客者に優先的にお出しし、残りを自社の上席の方にお持ちしましょう。

そして、自社の足りない分は、「改めてもう一つお持ち致します」とお断わりしてから一旦退室し、もう一度お茶を出しに行けば問題あません。

もし「お茶は不要」といわれた場合には、お茶を再度お持ちする必要はないでしょう。

2.マスクをしたままお茶出しをしても良いのか?

基本マスクをしたままお客様にお茶を出すのは失礼に値します。できる限りマスクの着用は避けた方が良いでしょう。

しかし、花粉症の季節や風邪などでくしゃみが止まらず、やむを得ない場合などには、事前に接客する社員に断りを入れておいてください。

すると、その社員は「すみません、体調が悪く皆様に移るといけませんので、マスクのままで失礼致します」といったようなフォロー入れてくれるでしょう。

もしくは、お茶出しの際に、「花粉症(風邪)のため、大変恐縮ですがマスクのままで失礼致します」などと伝えられれば、お客様もわかってくれるはずです。

3.会議が長引いた時、2杯目を出すタイミングは?

基本、お茶を出すタイミングは、1杯目のお茶を出した30分後といわれますが、会議などの場合には、状況判断が何より大切になってきます。

会議は1時間単位で設定されることが多いため、1時間が経過しても会議が終わらなそうなのであれば、長期化しそうな状況を見計らった上で2杯目をお出ししましょう。

そして、最初にお茶をお出しした時よりも机の上が資料などで埋まっている可能性も高くなるので、会議がひと段落ついた段階を見計らうのがベストだといえます。

状況を見て臨機応変に対応できるようにしましょう。

4.給湯室と会議室が遠い時の対処法

お客様に熱い淹れたてのお茶をお持ちしようと思っても、オフィスや給湯室の関係で移動距離が生じてしまう企業もあるでしょう。

移動距離が長ければ、熱いお茶も運んでいる最中にぬるくなってしまったり、ホコリが入ってしまうかも入れません。

そのような場合には、移動可能なお茶出しセットを持って会議室近くで準備をするか、蓋つきの湯呑を使用すると良いでしょう。

5.「お茶は結構です」と断られた時

来客者から「お茶は結構です」と断られてしまった場合、どのような対応をするべきなのか、悩んでしまう人もいるのではないでしょうか?

このような場合には、相手の主張を尊重した対応をしましょう。

ただし、会社によっては一応はお出しし、飲むか飲まないかはお客様の判断に委ねるという方法を取る場合もあります。

このような場合に備えて、事前に確認しておくことをおすすめします。

6.お茶をこぼしてしまった時の対処法

もし万が一お客様の前でお茶をこぼしてしまったら、まずは慌てふためいたりせずに、お客様に丁寧に謝りましょう。

そして、お客様の物が濡れてしまっていないかを確認し、もし濡れてしまっているようだったら、すぐに拭いてください。

お客様自身がこぼしてしまった場合でも同様に、迅速に拭くお手伝いをしてから、新しいお茶をお持ちしましょう。

このようなアクシデントに備えて、こぼしてしまったお茶を拭くための布巾を一枚余分に持っておくと良いでしょう。

また、お客様が自身のハンカチで拭いてくださった場合には、濡れてしまったハンカチを入れるためのビニール袋をお渡しできるようにしておくととても親切です。

7.コーヒーや紅茶を出す場合

ここまでは、温かいお茶をお出しすることを前提にご紹介してきましたが、コーヒーや紅茶をお出しする場合ももちろんあるでしょう。

コーヒーや紅茶の場合には、砂糖とミルクを一緒にお出しするのがマナーですが、その正しい置き方は意外と知らない人も多いようです。

砂糖とミルクを一人ひとり個別にお出しする場合には、スプーン・ミルク・砂糖は、ソーサーの手前側に置きます。

しかし、砂糖やミルクを使用しないという人もいる場合もありますので、最近では、別の器に砂糖やミルクをまとめ机の中央に置いて、必要であれば取っていただくというスタイルが増えてきています。

このような場合には、「お砂糖やミルクをご使用でしたら、ご自由にお使いください」などと一言添えると親切です。

とはいえ、砂糖とミルクの出し方に特別な決まりがあるわけではないので、会社のやり方があれば、そのやり方で対応するのがベストだと言えます。

お茶出しは「おもてなしの心」を持って対応しよう

実はとても奥が深いお茶出し。美味しいお茶の淹れ方や、基本的なお茶の出し方、アクシデントの対応方法などについてご紹介してきましたが、お客様をもてなす心というのは何よりも大切です。

お茶を出すだけであれば、慣れてしまえばどうってことのないことかもしれませんが、その時の状況やお客様に合わせて臨機応変に対応するには、お客様のことを一番に考える「おもてなしの心」が備わっていけなければなりません。

上記で紹介してきた以外にも、

  • 夏場の会議では冷たいお茶をお出しする
  • 二杯目には味を変えてコーヒーは如何かとお尋ねする
  • 外国人のお客様にはお飲み物は何が良いか先にお尋ねする(メニュー表があると尚良い)

など、様々な場面で臨機応変に対応できると良いでしょう。

「たかがお茶出し。されどお茶出し」です。

お客様が気持ちよく過ごし帰っていけるように、思いやりのある対応を心掛けましょう。

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