求人が集まる方法を知りたい!予算をかけずに優秀な人材を確保
求人広告を出してもなかなか応募がない、せっかく応募があっても欲しいと思う人材ではなく採用に至らない。
そんなお悩みを抱えている採用担当の方も多いのではないでしょうか。
求人広告を有料で出すとかなりの経費がかかりますし、かといって無料のところばかりでは優秀な人が集まりにくいです。
そこでできるだけコストをかけずに求人が集まる方法はないか、採用対策についてまとめました。
なぜ求人が集まらないのか、その理由も考えながら、たくさんの人が集まる方法を模索していきましょう。
なぜ求人が集まらないのか、その10の理由
ホームページ、ハローワーク、その他いろいろなところで募集をかけているのにちっとも応募が来ない。
それは、このような理由が考えられます。
1.スマホで検索してもでてこない
今、求人情報を検索するのもやはりスマホが中心なのです。
スマホで自社の求人情報を検索して出てくるでしょうか?
もし出てこないなら、情報を届けたい人に届いてこないということになります。
2.他社と比較されている
世の中に求人情報はあふれています。誰でもそうですが、一社見て決めるという人はいませんよね。
複数の会社の条件を見て、比較するわけです。
その時に、
- 給与が高いのはどこか
- 完全週休2日制か
- 法定の有給休暇以外にどんな休暇が取れるか
- 福利厚生
- 昇進制度
など、その人にとって優先順位の高い項目を比較していきます。
求人を出す場合には、同業他社や同じ職種でどのような募集が出ているのかということを調査することが大事です。
3.応募者の感情に訴えていない
たくさんある求人情報の中で、見ている人の目に止まるには、仕事の種類、内容だけを書いていてもダメなんです。
- 営業職
- 営業事務
- 企画立案
など、淡白な書き方をしていないでしょうか。
見てくれた人の感情を揺り動かすような表現になっていないから、応募がないのです。
4.仕事の内容がわかりづらい
例えば、営業といったら営業するんだということはわかりますが、どのような営業スタイルなのかということがわからないと不安ではないでしょうか。
実際、入ってみないことにはわからないことも多いものですが、できるだけ詳細に「こんな仕事ですよ」ということがわかるように、細かく書いてある求人情報の方が親切です。
5.欲しい人材が明確でない
この仕事についてどのような人材に来て欲しいのか。それが意外と明確になっていない場合があります。
欲しい人材を明確にするのがなぜ大事なのか、その人に刺さる求人広告が作れるようになるからです。
誰でもいい、とにかく今すぐ来て欲しいと思って作っている求人情報は当たり障りないことしか書いていないので、本当にどうでもいい人ばかりが来てしまうのです。
6.欲しい人材と募集媒体があっていない
欲しい人材がわかったところで、その人が見ているであろう媒体に求人情報を載せないと見てはもらえません。
若い人は新聞をとっていることが少ないので、折込チラシを入れても見ませんよね。しかし、フリーペーパーなら見るかもしれません。
最近はインターネットの求人サイトに登録して探す人が増えていますが、ハローワークに行く人だっています。
自分が求める人材がどこを見て求人情報を探すんだろう?という調査も必要です。
7.会社の魅力がわからない
仕事の内容ばっかりに目がいってしまいがちで、会社の魅力がうまく伝わっていない場合も多いです。
- 自社の強みは何か
- この会社に入るとどんなことが実現できるのか
「全くの未経験で入社して○○を実現!」というような、実際の入社後の成長ストーリーのようなものがあるとわかりやすかもしれないですね。
8.ホームページが古い
求人サイトで情報を見たとしても、ほとんどの人がその企業のホームページも見に行きます。
- どんな企業なんだろう
- どんな人が働いているんだろう
できるだけその企業の詳しい情報を知りたいと思うものです。
その時に、ここしばらく全く更新していないようなホームページだったらどうでしょうか。
ホームページは今や企業の顔。立派な広告なのです。
9.求職者が少ない時期に募集している
求職者の動きにも波があります。1年を通して応募が少ない時期があります。
- 11月
- 1月
- 8月
この時期は動きが少なくなる傾向があります。
この時期に求人広告を出しても、良い人材は集まりにくいでしょう。
10.勤務時間の融通がきかない
パートやアルバイトも、いくら募集しても人が集まらないと嘆いている担当者が多いですね。
パートの募集で大事なのが、勤務時間です。融通がきかないと家庭や子育てに影響が出るからです。
時間が長すぎたり、勤務必須の日が多いと敬遠されてしまうでしょう。
予算をかけなくても求人が集まる方法
ではどうすれば予算をかけずに理想の人材を集めることができるのか、集まらない理由を踏まえて対策を考えてみます。
欲しい人材を明確にする
まず、どんな人に来て欲しいのか、どのようなスキルを求めているのか、そこをはっきりさせましょう。
- 仕事に対する考え方
- 仕事に対する情熱
- 価値観
相思相愛の関係を作るためにも「こんな人に来て欲しい!」という条件を細かく考えてみてください。
仕事の内容を明確にする
仕事の内容はできるだけ詳細に書いてください。情報が少ないだけで検討の対象外になってしまうからです。
- どのような商品を売っているのか
- 誰に対して売っているのか
- どのような手法で売っているのか
など、できるだけ情報を開示しましょう。
どのような会社なのかをわかりやすくアピール
会社の魅力を伝えるには、どんな会社なのか、どんな人が働いているのかを数字を交えながらわかりやすく説明することが大事です。
- 女性の4割はママ。子育てしながら働いています。
- 7割以上が5年以上勤務しています。
- 有給休暇以外に○○休暇など5日もプラスされます。
他社の求人情報を見ながら、どう書いたら他社と差別化できるかを考えてみてください。
入社することのメリットをアピール
この会社に入るとどんなメリットがあるんだろう、給料以外の点についても求職者は細かく見ています。
- 研修制度が整っているから未経験でも大丈夫
- セミナー参加代も支給してくれる
- 資格取得のための書籍代も支給してくれる
- 社内のコミュニケーションが活発
- 風通しの良い社風
まずは従業員に「自社のいいところ」を聞いてみてください。いいところを箇条書きにして、それを求職者にとってのメリットに変えていくのです。
例えば、社員が仲がいいということをアピールしたいときに、ただ仲がいいだけではアピールになりません。
ホームページのイメージを一新
ホームページをしばらく放置しているなら、デザインから一新するのもいいかもしれません。
ホームページ内でブログなどを書いていけば、どのような会社なのかも伝わりやすくなります。
SNSを活用してみる
ホームページの活用とともにSNSも是非活用してみてください。
などに広告を出したり、公式のアカウントを作ってそこで求人情報を公開します。
興味を持って反応してきた人と繋がることができれば、相手も色々と質問をしやすくなりますし、会社としても求職者の「本音」をSNS上で見ることができるわけです。
常に情報を発信し続ける必要がありますが、ブログとともにこれからは活用していきたい分野です。
求人広告の「得意」を把握する
求人広告によって、得意と不得意があります。
それが自社の理想とする人材を確保する方法としていないと、応募が来なくなってしまいます。
- こんな人材が欲しい
- こんな職種で欲しい
ということが決まったら、その方面に強い広告を探しましょう。
パート、アルバイトはプラスアルファが大事
パートやアルバイトは勤務時間に融通をきかせるとともに、プラスアルファがとても大事な要素です。
- 交通費支給
- 昇給制度あり
- 正社員登用あり
- 週2日からOK
- 勤務時間、応相談
など、少しでも「働きやすそう」「やりがいがありそう」と感じてもらえるようなプラスアルファの条件をつけましょう。
履歴書なしもあり
パートやアルバイトは、「履歴書なしでOK」と募集を出すところも増えてきました。
履歴書の作成は大きなハードルであるため、これをなくすことで応募しやすくするのです。
履歴書なしでどうやって面接をするのか、それは面接の前にエントリーシートのようなものを用意しておくのです。
- 勤務可能な時間
- 勤務可能な曜日
- 持っている資格
- その職種の経験
など、仕事をしてもらう上で必要な情報を書き込んでもらうようにします。それを元に面接をしますので、履歴書がなくても大丈夫。
履歴書なくても応募ができる!というだけで、応募者が増えるそうですよ。
会社が求める人材に適切な媒体でメッセージを届けることが大事!
これまで全然応募が来なかった、というところは、欲しい人材が決まっていなかったのかもしれないですし、媒体が違っていてその人に適切なメッセージが届いていなかっただけかもしれません。
情報が溢れている今だからこそ、誰にどんな情報をどうやって届けるのかということが非常に大事になってきます。
他社の情報に紛れて埋もれてしまわないように、会社の理念を熱く語り、この会社に入ったらどんなことができるのか、今従業員どんなふうに働いているのか、仕事に誇りが持てているか、など会社の魅力を伝える情報をどんどん発信してみてください。